フロースピロメーターとボリュームスピロメーターの違いとは?
呼吸は普段は意識しない活動ですが、肺疾患があると息苦しさを感じます。医師は肺機能を正確に測定し、病気の有無や治療効果を評価します。そのために使用されるのがスピロメーターです。
フロースピロメーター
フロースピロメーターは、空気が肺に出入りする速度を測定します。呼吸時に30〜300回/秒で空気流速を検知し、流速から通過した空気量を算出します。検知方式は小型タービンや加熱されたワイヤーなどがあります。
利点と欠点
- 小型で持ち運びが容易。使い捨ての流速センサーのため感染リスクが低い。
- 校正が難しく、リアルタイム測定ができない点がデメリット。
ボリュームスピロメーター
ボリュームスピロメーターは、一定時間内に吸入または呼出された空気量を直接測定します。リアルタイムで容積変化を記録でき、アコーディオン型のバロウや乾式・湿式シール方式があります。
利点と欠点
- 一部は携帯可能だが重量があるものもある。校正保持期間が長く、流量/容積曲線など詳細なグラフを生成できる。
- 内部が汚れるとカビや細菌が繁殖しやすく、咳や最大呼吸以外の活動は測定が不正確になることがある。
