ポリディプシア(過剰飲水)とは?

ポリディプシアは、過度の渇きを感じ、通常以上の水分を摂取する状態です。疾患そのものというより、糖尿病や腎臓疾患など様々な基礎疾患の症状として現れます。成人の1日の平均水分摂取量は約8〜10杯(約2〜2.5リットル)ですが、ポリディプシアのある人はこれを大幅に上回ることがあります。

主な症状

  • 過度の渇き
  • 頻尿・尿量増加
  • 口の乾燥
  • 皮膚の乾燥
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 意識混濁・錯乱
  • 重症例では痙攣

原因

  • 尿崩症(抗利尿ホルモン不足)
  • 糖尿病(血糖コントロール不良)
  • 精神性ポリディプシア(心理的要因による過剰飲水)
  • 利尿薬、リチウム、カルシウム拮抗薬などの薬剤副作用
  • アジソン病(副腎不全)
  • 腎臓疾患による水分・電解質バランスの乱れ
  • 肝疾患による体液調節障害
  • 甲状腺機能亢進症
  • 妊娠中のホルモン変化
  • 激しい運動や高温環境での大量発汗による脱水

診断

診断は、過剰な水分摂取の実態と症状の確認、既往歴の聴取に基づきます。医師は血液検査、尿検査、画像診断などを行い、基礎疾患を特定します。

治療

治療は原因疾患の管理が中心です。糖尿病やアジソン病などが原因の場合は、該当疾患の適切な治療によりポリディプシアは改善します。精神性ポリディプシアには行動療法やカウンセリングが有効です。重症例では入院し、適切な水分制限や電解質管理が必要になることがあります。

受診の目安

過度の渇きや飲水量の増加を感じたら、早めに医療機関を受診してください。特に体重減少、強い倦怠感、意識障害などの症状が伴う場合は、速やかな診断と治療が重要です。

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