X線技術者の定義と役割
事実
2006年時点で米国では19万6千人以上が放射線技術者として働いていました。そのうち約60%が病院で、残りは診療所、医師の事務所、医療・診断ラボなどで勤務しています。米国労働統計局によれば、2006〜2016年の10年間でこの職種は他の職種と比べて最も速い成長率(約15%)を示すと予測されています。2006年の平均年収は48,170米ドルで、最高給与は68,920米ドルでした。
役割
放射線技術者の主な責務は、医師や外科医の指示通りに正確なX線画像を取得することです。画像は鮮明で、対象部位に焦点が合っている必要があります。また、患者が受ける放射線量をできるだけ低く抑えるための安全対策も講じます。MRIやCT検査ではフルオロスコピーが必要になることがあり、その際は患者が飲む造影剤の準備も行います。
教育・資格
この職に就くにはまず高校卒業が必須です。多くの雇用主は2年制の准学士号(アソシエイト)を取得していることを望みます。経験者向けの1年制証明書プログラムや、他の医療分野から転職する人向けのコースもあります。管理職になるには学士号または修士号が求められることが一般的です。また、米国の40州では放射線技術者の資格取得(ライセンス)が義務付けられています。
誤解とリスク
画像診断は健康管理に有用ですが、放射線によるリスクも存在します。米国科学アカデミーのパネルは、全身CTスキャンなどの低線量放射線でも癌リスクがあると指摘し、1回のCTで1,000人に1人が癌になる可能性があると報告しています。しかし、放射線科の教授は、診断上の利益がリスクを上回るため、必要な検査は受けるべきだと述べています。放射線被曝は必要最低限に抑えることが重要です。
使用機器の種類
放射線技術者は主にX線装置を扱いますが、MRI(磁気共鳴画像)装置やCT(コンピュータ断層撮影)装置も操作します。MRIはイオン化放射線を使用せず、体内の軟部組織を高解像度で描出します。一方、CTはX線を利用して断層画像を作成するため、X線装置と同様の放射線防護対策が必要です。
