双極性障害の治療におけるデパコート(ジバルプロエックス)血中濃度と使用法
概要
双極性障害は米国で570万人、人口の2.6%に影響する重篤な精神疾患です。代表的な治療薬の一つがデパコート(ジバルプロエックスナトリウム)で、躁状態の緩和や維持療法に用いられます。
用量と剤形
- 錠剤は125 mg、250 mg、500 mgの3種類があります。
- スプリンクル(散剤)や徐放性錠剤も利用可能です。
治療血中濃度のモニタリング
治療開始時は血中濃度を確認するため、最初は週2回程度の血液検査が行われます。米国精神疾患連盟(NAMI)によると、血中濃度が50〜125 µg/mLで最も効果が期待できるとされています。
投与調整のポイント
医師は通常、最小用量から開始し、血中濃度と副作用を観察しながら徐々に増量します。投与量は患者の体重、症状の重さ、血中濃度に基づいて決定されます。
維持療法
治療血中濃度が確立した後は検査頻度を減らしますが、定期的な血液検査は継続して必要です。肝臓への毒性リスクがあるため、肝機能のチェックも重要です。
注意点
- 血中濃度を一定に保つため、毎日同じ時間に服用してください。
- 医師の指示なしに用量を増減したり、急に服用を中止したりしないでください。急な中止は発作や重篤な副作用を引き起こす可能性があります。
