解離性同一性障害(DID)とは? 兆候と症状の理解
「分裂した人格」という言葉は医学的な診断名ではありません。実際の診断名は「解離性同一性障害(DID)」です。
解離性同一性障害(DID)の主な症状
- 記憶障害(健忘):重要な個人情報や出来事、日常のルーチンを思い出せないことがあります。
- 非現実感(脱人格化・現実感喪失):自分の身体や心から切り離されたように感じたり、夢の中にいるように感じることがあります。
- 現実感の歪み(デリアリゼーション):周囲の世界が現実でない、あるいは歪んで見えることがあります。
- アイデンティティの混乱:二つ以上の異なる人格が存在し、それぞれが独自の特徴、記憶、行動パターンを持つと感じます。
- 感情の変動:高揚感から深い抑うつまで、急激で劇的な感情の変化が起こります。
- 行動の変化:突然の攻撃的な行動や引きこもりなど、説明できない行動の変化が見られます。
- フラッシュバック:過去のトラウマ体験が突然鮮明に蘇り、現在の状況と関係がなくても強い感情を伴うことがあります。
- 自傷行為:切り傷、やけど、頭部への打撃などの自傷行為に及ぶことがあります。
- 自殺念慮・自殺企図:自殺について考えたり、実際に試みることがあります。
適切な支援を受けるには
上記の症状のいずれかに心当たりがある場合は、速やかに精神保健の専門家に相談してください。解離性同一性障害は複雑な障害ですが、適切な治療により症状を管理し、充実した生活を送ることが可能です。
