認知症患者に対するセロクエル(クエチアピンフマル酸)の使用と注意点

製品概要

セロクエル(有効成分:クエチアピンフマル酸)は、アストラゼネカが製造する非定型抗精神病薬です。米国食品医薬品局(FDA)は、統合失調症や双極性障害の特定タイプに対してのみ使用を承認しています。

適応症

アストラゼネカによると、セロクエルは統合失調症および特定の双極性障害に対して適応がありますが、認知症に伴う精神病(妄想や幻覚)に対しては承認されていません。

使用上の留意点

認知症の高齢者に精神病症状が現れた場合、妄想や幻覚が認知症そのものの症状と混同しやすく、医師がセロクエルの使用可否を判断するのは困難です。

警告(ブラックボックス警告)

アストラゼネカのブラックボックス警告によれば、認知症関連精神病の高齢者がセロクエルを使用すると、プラセボ群と比べて死亡リスクが約1.6〜1.7倍に上昇します。

主な死亡原因

セロクエル使用者で報告された主な死亡原因は、心血管系の急死や心不全、肺炎などの感染症です。

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