統合失調症の主な症状とは
米国国立精神衛生研究所(NIMH)によると、米国人口の約1.1%が統合失調症という慢性脳障害を抱えています。症状は男性では10代後半から20代前半、女性では20代後半から30代前半にかけて徐々に現れます。主な症状は大きく5つに分類されます。
妄想(Delusions)
統合失調症患者の90%以上が妄想を経験します。妄想とは、明らかに非合理的であるにもかかわらず、絶対的に真実であると信じ込む固定観念や空想のことです。
幻覚(Hallucinations)
幻覚は五感すべてに及ぶ可能性がありますが、特に視覚と聴覚が多いです。聴覚幻覚は、患者自身の「内なる声」が聞こえてくる形で現れることがしばしばあります。
思考の統合障害(Disorganized Thoughts)
統合失調症の人は、1つの考えに集中し続けることが難しく、話が脱線しやすいです。まとまりのない言葉で長々と語り、トピックを切り替える前に話し終えることができません。
行動制御の障害(Behavioral Control)
初期症状として、行動をコントロールできなくなることがあります。場違いな感情の爆発や奇異な行動が見られ、日常生活の遂行が困難になることがあります。
陰性症状(Negative Symptoms)
陰性症状は、正常な行動や感情の欠如を指します。熱意や感情が乏しくなり、最終的にはカタトニア状態に至り、環境への反応が全くなくなることがあります。
