統合失調症の初期治療法は?

統合失調症は治癒が困難な精神疾患で、生涯にわたる治療が必要とされています。古代からさまざまな治療法が試みられましたが、ほとんどは残酷で効果も限定的でした。それでも、これらの試みは統合失調症を「悪魔憑き」から「医学的に治療可能な病」と認識させる重要な転換点となりました。

電気痙攣療法(ECT)

ECTは精神疾患に対する最も古い治療法の一つで、現在でも一部で使用されています。古代ではウナギや魚を使って電流を発生させる原始的な方法が試みられました。1937年、ウゴ・チェレッティ医師と助手が臨床環境で電気ショックを用いて統合失調症患者に発作を誘発し、現代的なECTの基礎を築きました。

鎮静椅子

「鎮静椅子」は統合失調症に対する初期の治療装置の一つです。ペンシルベニア病院のベンジャミン・ラッシュ医師は、筋肉の動きを制限し血流を減少させることで患者を鎮静させる目的で設計しました。足・脚・腕・手・胴体を革製の帯で固定し、頭部には木製の箱を被せて動きを封じました。

作業療法(労働)

精神病院では「治療的労働」と呼ばれる作業が早期治療の一環として行われました。患者は農作業や靴・衣服の製造などに従事し、日常的なルーティンを守ることで「正常な」行動を取り戻すと考えられていました。

インスリンショック療法

1933年、精神科医マンフレッド・サケルは統合失調症患者にインスリンを投与し、低血糖によるショックと痙攣を誘発する治療法を開発しました。8週間にわたり日々投与量を増やし、昏睡状態や痙攣を引き起こすことで、一時的ながら症状の改善が見られました。

ロボトミー

エガス・モニスは1949年にロボトミー(当時は白質切除術と呼ばれる)を統合失調症治療法として開発し、生理学・医学賞を受賞しました。この外科手術は前頭葉の一部を永久的に破壊し、患者を鎮静状態にしますが、根本的な回復は期待できませんでした。

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