統合失調症患者に見られる低下または欠如する正常機能とは?

統合失調症は、思考・感情・行動が統合できなくなる精神疾患です。妄想や幻覚、無秩序な会話、社会的引きこもりといった典型的な症状に加えて、認知機能や感情面でもさまざまな障害が見られます。

注意力(Attention)

会話や講義、指示に注意を向け続けることが困難になります。情報の選別や集中がうまくいかず、日常生活や学業・仕事でミスが増えることがあります。

記憶(Memory)

短期記憶やエピソード記憶が低下し、過去の出来事や新しい情報を思い出すのが難しくなります。その結果、学習やタスクの遂行が阻害されます。

実行機能(Executive Function)

計画立案、問題解決、意思決定といった高次認知機能が障害されます。日常のスケジュール管理や仕事の優先順位付けがうまくできなくなることがあります。

社会認知(Social Cognition)

他者の感情や意図を読み取る能力が低下し、適切な対人関係を築くのが難しくなります。会話の微妙なニュアンスや非言語的サインを理解できず、誤解が生じやすくなります。

感情(Emotion)

快楽感覚が鈍くなり、喜びや親密さを感じにくくなります。また、感情の起伏が不安定になることもあります。

これらの機能低下は個人差が大きく、症状の出現や重症度は時間とともに変動します。しかし、日常生活や学業・仕事、社会参加に大きな影響を与えるため、適切な支援と治療が重要です。

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