心肺蘇生中に患者を安心させる方法

必要なもの

  • 医療チーム、患者、家族の間をつなぐ役割を担う担当者(看護師、チャプレン、ソーシャルワーカーなど)

手順

  1. 担当者を配置する:看護師やチャプレン、ソーシャルワーカーなど、患者・家族と医療チームの橋渡しをする人を1名決める。CPRは医療スタッフにとって極めて緊迫した作業で、慰めの言葉や触れ合いに割く余裕が少ないため、専任の連絡役が重要になる。
  2. 臨死体験への配慮:オランダの2001年の研究(Lancet掲載)では、心停止から回復した患者の18%が臨死体験を報告している。多くは「自分の体外から医療チームの様子を見ていた」感覚である。したがって、CPR中は言葉遣いに注意し、患者や家族に対して失礼な発言を避け、落ち着いたプロフェッショナルな対応を心がける。
  3. 家族の同席を許可する:意識不明の患者でも、ベッドサイドに1〜2人の親しい家族がいるだけで安心感が得られることがある。American Association of Critical Care Nurses(2010年)の実務警告でも、家族は同席を希望していると示されている。連絡役は家族に何が起こるかを説明し、医療チームの指示に従う重要性を伝える。
  4. 家族への最期の声掛けを支援する:病院でのCPRは85%が死亡に至る(Australia Inside Story, 2010)。医師がコードを終了させるタイミングで、直接家族に説明するか、連絡役を通じて伝える必要がある。連絡役は家族が別れの言葉を伝える方法を示し、適切なタイミングでサポートする。
  5. 意識が戻った患者への対応:CPR中に患者が一瞬意識を取り戻すことがある。その際は、医療スタッフが「今、どこにいて何が起きているか」をはっきりと伝え、安心させる。連絡役も加わり、患者が再び意識を失うか安定するまで寄り添う。

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