大人に対する心肺蘇生(CPR)の手順

CPR(心肺蘇生)は、酸素を含んだ血液を脳や心臓へ送り続けることで、命を救う重要な救命技術です。心臓を再始動させることは稀ですが、酸素供給を維持することで生存の可能性を高めます。子どもと大人では手順が異なるため、ここでは大人に対するCPRの正しい手順を紹介します。

手順

  1. 反応の確認

    本人が反応しないか確認します。肩を軽く揺すり、名前を呼び、胸骨を指で叩いて刺激してください。反応がなければ次へ進みます。

  2. 救急要請

    誰かに119番(日本の場合)へ電話するよう指示します。単独の場合は、まず自分が電話をかけてから次の処置に移ります。

  3. 気道確保と呼吸確認

    気道を開き、正常な呼吸があるか「見る・聞く・感じる」ことで確認します。呼吸がない場合は、約2秒間のゆっくりとした息を2回与え、胸の上下で空気が入っているか確認します。

  4. 循環の確認

    首(頸動脈)または手首(橈骨動脈)で脈拍を確認します。脈が感じられなければ循環が停止しています。

  5. 胸部圧迫の開始

    胸骨の中央に手のひらを重ね、1分間に100回程度のリズムで、15回の胸部圧迫を行います。

  6. 人工呼吸

    圧迫の後、ゆっくりとした深い呼吸を2回行います。

  7. 圧迫と呼吸の繰り返し

    圧迫15回、呼吸2回のサイクルを、救急隊が到着するまで繰り返します。

  8. 回復体位への移行

    被救助者が自発的に呼吸や意識を取り戻したら、回復体位にし、救急隊が来るまで様子を見守ります。

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