CPRの胸部圧迫で手の位置を保つコツ

CPR(心肺蘇生)は、適切に実施すれば外傷患者の血液循環と酸素供給を回復させます。呼吸が止まってから 4〜6 分以内に開始しなければ、脳障害や死亡のリスクが高まります。圧迫ごとに胸が完全に戻るようにし、次の圧迫に移る前に胸が伸びきることを確認してください。

手順

  1. ① 被救助者を仰向けに寝かせる

    平らな面に背中を向けて寝かせ、手のひらの下部(手首に近い部分)を胸骨の下部中央に当てます。

  2. ② 指は胸から離す

    手の指は胸から上げ、手のひらの底部が胸の凹み部分にフィットするようにします。

  3. ③ 上手で圧迫する

    腕を交差させ、すでに胸に置いた手の上に利き手(右利きなら右手)を重ねます。上腕は被救助者の体と直角になるようにします。

  4. ④ 肘を安定させて圧迫する

    下の腕の肘は少し曲げ、上の腕は伸ばしたまま、胸に対して速く連続的に押し込みます。圧迫は最大 5 cm(約 2 インチ)まで行い、1 分間に 80〜100 回のペースで行います。15 回の圧迫ごとに 2 回の人工呼吸を行います。

  5. ⑤ 乳児の場合

    乳児には片手の指2本で圧迫し、胸の下部を 1.3 cm(約 0.5 インチ)まで押し下げます。1 分間に約 100 回の圧迫を行い、5 回の圧迫ごとに鼻と口に同時に呼吸を行います。

  6. ⑥ 8 歳未満の子どもの場合

    片手のかかとで胸の下部に当て、1 分間に 100 回の圧迫を行います。5 回の圧迫ごとに口から人工呼吸を 1 回行います。

  7. ⑦ 周囲の協力者と役割分担する

    近くに CPR の技術を持つ人がいる場合は、交代で圧迫と呼吸を担当し、疲労や見落としによるミスを防ぎます。

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