CPRのガイドラインと実践手順
呼吸
成人の心停止に対するCPRは、倒れた子どもに対するCPRとは異なります。子どもの命を救う際はこの点を必ず覚えておきましょう。
成人が倒れると、心停止は通常心臓の機能不全が原因です。一方、子どもが倒れるのは呼吸障害が原因であることが多いです。溺死、薬物過剰摂取、または一酸化炭素中毒で心停止した成人でも、子どもと同じCPR手技が必要です。
酸素欠乏による外傷を受けた子どもや成人には、30回の胸部圧迫の後に2回の人工呼吸を行い、これを繰り返します。胸部圧迫は1分間に100回の速さで行います。
胸部圧迫
酸素欠乏を伴わない突然の心停止の場合、人工呼吸なしで胸部圧迫だけで対応できることがあります。胸部圧迫は上記と同様に1分間に100回のペースで、しっかりと胸の中心部を押し下げます。
CPR中に成人は時折息を吸うことがありますが、肺と血液に十分な酸素が残っているため、数分間は除細動器が使用できるまでの時間稼ぎが可能です。
誰かが倒れたらすぐに119に連絡(または誰かに電話させる)し、直ちにCPRを開始します。被救助者を仰向けにし、気道を確保します。胸部圧迫は、片手の上にもう一方の手を重ね、胸の真ん中に置いてしっかりと速く押し下げます。圧迫は疲労するので、他に協力できる人がいれば交代で行いましょう。救急隊が到着し、引き継げるまで圧迫は止めないでください。
CPRの資格取得を検討しましょう。地域の赤十字社で講習が受けられます。職場でも団体研修を依頼すれば、緊急時に対応できる人材が増え、安全性が向上します。
