OSHAの雇用主向けCPR要件と応急処置の概要

基本情報

OSHAは、心肺蘇生法(CPR)を含む応急処置の提供を求めています。従業員は、救急医療サービス(EMS)が到着するまでに、健康緊急事態にある同僚を支援し、脳障害や死亡のリスクを低減しなければなりません。

OSHAは、すべての職場に少なくとも1名の応急処置・CPR訓練を受けた従業員がいることを推奨していますが、必須ではありません。代替手段として、職場ごとのリスク評価に基づき、4分以内に緊急医療が受けられる体制を整えることが求められます。

緊急医療施設への近接性

従業員に応急処置やCPRの訓練を提供しない代わりに、職場が病院や診療所などの緊急医療施設に近いことを利用できます。救急対応は現場で行うか、被害者を施設へ搬送して実施しますが、その距離は作業現場から4分以内である必要があります。

雇用主は、緊急医療施設と事前に連絡を取り、緊急時に4分以内で適切な処置が受けられることを確認しなければなりません。
なお、近隣に診療所や医師がいない場合は、CPR・応急処置の認定資格を持つ者が現場に常駐し、救急処置を提供できる体制を整える必要があります。この認定は、アメリカ赤十字社や米国心臓協会など、認可された団体の証明書で示します。

訓練要件

応急処置とCPRの訓練は、講義、実演、技能練習、筆記試験といった従来の方法で実施しなければなりません。受講者は、以下の緊急事態に対して正確に評価・処置できることが求められます。

  • 呼吸停止・心停止
  • 出血、裂傷・擦過傷、切断
  • 筋骨格系損傷、ショック
  • 眼の外傷、やけど、意識喪失
  • 極端な温度(低体温・高体温)による影響、麻痺、毒物中毒、精神機能障害(精神病・幻覚等)
  • 人工呼吸、薬物過剰摂取

訓練の修了後、認定機関から発行された証明書により、従業員が資格を有することを文書で証明します。

緊急への備え - 関連記事