リサイクルに関する材料別の実態と統計

アメリカ環境保護庁(EPA)のデータによると、2009年に米国で約2億4300万トンの廃棄物が発生し、1人当たり1日平均4.34ポンド(約1.97kg)の廃棄物のうち、1.46ポンド(約0.66kg)をリサイクルまたは堆肥化しています。リサイクルは環境問題解決の鍵の一つです。以下では主要な廃棄物の種類ごとに現状と数字を紹介します。

電子廃棄物(e-waste)

コンピュータ、テレビ、CRTモニター、携帯電話、インクカートリッジ、電球、ラジオ、CD、テープ、カメラ、目覚まし時計、キーボードやマウスなどが含まれます。EPAの統計によれば、米国の一般家庭は平均で約24種類の電子製品を所有しています。e‑waste には鉛、カドミウム、水銀、PVC、臭素系難燃剤などの有害物質が含まれるため、適切な処理が重要です。

ガラス

ガラス廃棄物は主に食品容器(瓶やジャー)から発生します。リサイクルしたガラスは製造時のエネルギー消費を大幅に削減し、ソーダ灰、石灰石、砂といった原料の使用も減らせます。EPAによると、ガラスは全市町村廃棄物の約5%を占め、米国では毎年全ガラス容器の約22%がリサイクルされています。

紙のリサイクルは森林保護につながります。森林は酸素供給、二酸化炭素吸収、土壌侵食防止、生物多様性の維持に不可欠です。EPAのデータでは、米国の市町村廃棄物の31%が紙で、1人当たり年間約340ポンド(約154kg)の紙がリサイクルされています。リサイクル紙はティッシュ、新聞紙、段ボールなどに加工され、1トンの紙をリサイクルで生産すると約17本の樹木が節約でき、エネルギー消費は半減します。

プラスチック

平均的な家庭のごみは約12%がプラスチックです。プラスチック製の袋は自然分解しにくく、環境中で分解するまで約1,000年かかります。米国では年間約2億本のプラスチック袋が廃棄されています。

食品・庭の廃棄物

木材、食品残渣、庭の刈り込み枝などの有機物は堆肥化やバイオマスエネルギーとして再利用可能です。米国の市町村廃棄物の約26%が食品残渣・庭の廃棄物、約6.6%が木材です。EPAの推計では、米国は年間約1,400万トンの食品廃棄物を発生させており、そのうち57万トンが堆肥化され、回収率は4.1%にとどまります。

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