米部族の再生可能エネルギー資源

米国の再生可能エネルギー資源の約10%は、米国全体の土地のわずか5%を占める部族管轄領に存在するとされています。これらの資源を部族の管理下で開発する関心は、インディアン・カントリー全体で高まっています。2011年時点で、多くのアメリカ先住民は化石燃料からの転換において、主流米社会をリードしています。

開発の理由

先住民の部族が再生可能エネルギーを開発すべき理由は多岐にわたります。気候変動や化石燃料燃焼による汚染は先住民コミュニティに不均衡に影響を及ぼし、環境保護の伝統と合致します。インタートライバル・カウンシル・オン・ユーティリティ・ポリシー(ICUP)によれば、先住民がエネルギーに支出する1ドルのうち90セントは部族外へ流出し、戻ってきません。多くの部族は、再生可能エネルギーを貧困や失業率の高い現状を打破する有望な手段と見ています。

風力

ICUPは、グレートプレーンズの部族土地で風力開発を行えば、5,000万世帯に電力を供給できると見積もっています。この地域は「風力のサウジアラビア」と呼ばれています。2003年、ローズバッド・スー族は米国初の部族所有・運営のユーティリティ規模風力タービンを設置しました。その後、アレウト族、ブラックフィート族、チェロキー族、ホピ族、ナバホ族、カンポ・クメヤイ族、ユーロック族、ショショーネ族、オジブウェイ(チップワ)族などが風力事業を展開しています。

太陽光

多くの部族土地は日照量が豊富で、安定した太陽光が得られます。風力に比べて公共ユーティリティ向けの導入はコストが高く難しいものの、太陽光は部族の関心を集めています。特に、既存電網への接続が困難な小規模な電力需要を抱える部族に適しています。米エネルギー省は1994年、ユート山部族、ズニ・プエブロ、フーパ・バレー部族に初の部族代替エネルギー助成金を授与しました。

その他の再生可能エネルギー

先住民は他の再生可能エネルギーにも注目しています。地熱は大規模なユーティリティプラントには高コストで実用的でないものの、住宅や農業施設の暖房・冷房に利用できます。小規模水力は大ダムに伴う環境・建設問題を回避できます。バイオマス、例えば家畜糞尿を燃焼させてメタンを生成するなどは、化石燃料に比べて排出が少なく、コストも低く、部族予約地で容易に入手可能です。

環境衛生 - 関連記事