高所での健康リスクと対策
高度病(Altitude Sickness)
急激に標高が高くなると、体が十分に順応できずに高度病を起こすことがあります。1日に900〜1,500フィート(約300〜450メートル)以上の上昇は避け、頭痛や呼吸の乱れ、頻尿などの症状が出たら、現在の標高で1〜3日様子を見ることが重要です。
急性・中等度の高山病
急性高山病はバランス感覚の低下、嘔吐、咳、めまい、眠気などを引き起こし、1500フィート(約450メートル)以上の降下が必要です。中等度の高山病は疲労や頭痛が中心で生命に危険はありませんが、症状が治まるまで1〜2日待ち、さらに標高を上げるべきではありません。各標高で体が順応できるよう、段階的に上昇してください。
高所性脳水腫・肺水腫
高所性脳水腫(HACE)と高所性肺水腫(HAPE)は致命的になる可能性がある重篤な病態です。HACEでは運動機能の低下、嘔吐、過度の眠気、幻覚が現れ、HAPEでは唇が青くなる、呼吸が激しくなるといった症状が出ます。疑いがある場合は直ちに現在の場所から降下し、医療機関での治療を受けてください。
その他の高所での問題
凍傷は高所でよく見られ、最初は皮膚が白くなり、次第に赤くなって感覚が鈍くなり、痛みが出ます。雪盲は紫外線が強くなるため起こりやすく、ゴーグルで予防できます。大気が薄くなるため紫外線防止の日焼け止めは必須です。乾燥した空気により鼻血も頻発します。鼻血が出たら数分間鼻をつまみ、止まらない場合は医療機関を受診してください。
