花崗岩と肺がんの関係
花崗岩は床材、カウンタートップ、暖炉、壁面など、住宅や商業建築で幅広く使用されています。しかし、花崗岩に含まれる微量のウランが自然に崩壊し、放射性ガスであるラドンを放出することが知られており、特に換気が不十分な閉鎖空間での肺がんリスクが指摘されています。
花崗岩とラドンの関係
花崗岩は世界で最も一般的に見られる火成岩の一つです。岩石中に含まれるウランが崩壊するとラドンガスが発生します(米国ラドン科学者・技術者協会 AARST)。
屋外でのラドン放出
土壌や花崗岩からのラドンは常に存在しますが、米国環境保護庁(EPA)は屋外環境においては健康への影響はほとんどないとしています。
閉鎖空間でのリスク
EPAによれば、ラドンが換気の悪い住宅、オフィス、地下鉱山などの閉鎖空間で蓄積すると、放射性ガスを吸い込むことで肺がんのリスクが高まります。特に地下室や基礎の壁・床が花崗岩に接している場合、ラドン濃度が上昇しやすくなります。
EPAが指摘する室内の主なリスク源
メディアでは花崗岩製のキッチンカウンタートップや床材が注目されがちですが、EPAは室内リスクの主要因は地下室などの閉鎖空間にたまるラドンであると指摘しています。花崗岩が直接的にリスクを増やすのは、ラドンがそこから放出される環境が閉ざされている場合です。
肺がんリスクとラドン濃度
AARSTの報告によれば、閉鎖空間内のラドン濃度が高いほど、そして長時間にわたって吸入するほど、肺がんになる確率が上昇します。
まとめ
花崗岩自体が危険というより、ラドンが適切に換気されない閉鎖空間で蓄積することが問題です。定期的なラドン測定と換気対策が肺がん予防につながります。
