大気汚染の実態と対策

大気汚染は、化学物質や生物学的毒素、粒子などが大気中に放出されることで起こります。屋外だけでなく、オフィスビルの再循環空気が原因で従業員が体調を崩す「シックビル症候群」のように、室内でも発生します。風向きや気温、地形は地域ごとの汚染レベルを左右します。

スモッグ

スモッグは大規模な屋外大気汚染で、主に工場の排出ガスや自動車の排気が原因です。ニューヨークやロサンゼルスなど人口密集都市では、長期的なスモッグが喘息などの健康被害を引き起こしています。ニューヨーク・ブロンクス地区は、空気質の悪化により子どもの喘息罹患率が全米で最も高いとされています。

時間的変化

1990年から2002年の12年間で、米国の二酸化炭素排出量は90%以上増加しました。過去最低の排出量が記録されたのは1960年以前です。

保護策

環境保護庁(EPA)は、クリーンエア法に基づき大気中に放出できる汚染物質の上限を規制し、環境保護に取り組んでいます。

住宅内の汚染

屋内空気に含まれる有害化学物質により、屋外汚染よりもがんを引き起こす物質にさらされる確率は約3倍になることが、EPAの1985年の調査で示されています。

温度逆転

気温逆転(上層の空気が下層よりも暖かくなる現象)により、汚染物質が地表近くに閉じ込められ、拡散しにくくなるため、危険なレベルに達することがあります。

環境衛生 - 関連記事