荒野緊急医療技術者(WEMT)認定
荒野緊急医療技術者(WEMT)は、過酷な環境や多様な地形での医療緊急事態に対応できる資格です。認定は、未経験者向けコースと既にEMT資格を持つ者向けのアップグレードコースの2種類で取得できます。
資格要件
受講には以下の条件を満たす必要があります。
- 受講時に18歳以上であること(16・17歳の場合は保護者の許可書が必要)。
- 無線通信での指示を正確に伝えられること。
- 体重300ポンド(約136kg)までの患者を安全に搬送できる体力があること。
- 体重に基づく投薬計算や、所定の様式での記録作成ができること。
追加資格要件
さらに、以下の能力が求められます。
- 目撃者へのインタビューができること。
- 血圧測定や肺音聴取など、特定の診断技術を実施できること。
- 極端な気象条件や地形に耐えられること。
これらの要件をすべて満たさない場合は、認定証は交付されず、代わりに「修了証明書」が発行されます。
コース内容
荒野EMTコースは、911が利用できない状況での救急医療に特化しています。受講者は医療機器の即席作成や、長時間にわたる患者ケアの方法を学びます。
- 救急車・救急室の観察ローテーションを計10時間実施。
- 外傷処置、静脈内療法、気管挿管、バックカントリー医療、環境医学、毒物対応など、患者を安全に搬送できるまでの総合的な救急技術を習得。
認定取得条件
コース修了には次の条件を満たす必要があります。
- 出席率100%、積極的な参加。
- ローテーション中の実技評価が合格基準をクリア。
- 筆記試験および実技最終試験で合格。
これらを満たすと、Wilderness Medical AssociationからWEMT証明書が発行され、米国運輸省でも認められます。
コース期間
スポンサーやプログラムにより期間は異なりますが、2023年時点での目安は以下の通りです。
- 最短2週間、最長1か月程度。
- 総学習時間は110〜180時間が一般的。
実技訓練とローテーションが必須なため、オンラインのみでの取得はできません。
