基本的な応急処置と心肺蘇生(CPR)の手順

窒息は、異物が気道に詰まることで酸素供給が阻害され、脳への酸素不足や死亡につながります。迅速に適切な応急処置を行うことが重要です。また、溺水や心停止などの緊急事態では心肺蘇生(CPR)が必要です。

窒息時の応急処置

以下の手順で異物を除去します。周囲に人がいる場合はすぐに119番通報を依頼してください。

  1. 背部叩打(5回):相手の肩甲骨の間に手のひらのかかとを当て、5回強く叩きます。
  2. ハイムリック法:背部叩打で除去できない場合、背後から腰に手を回し、拳を相手のへそ上方に置き、もう一方の手で拳を握ります。拳を急激に上向きかつ内側に押し上げます。これを1回行い、再度背部叩打5回を繰り返します。
  3. 異物が除去されたら、相手が呼吸できるか確認し、必要に応じて追加の応急処置を行います。
  4. 救助者が一人の場合は、まず上記の手順を実施し、すぐに119番通報してください。

心肺蘇生(CPR)の手順

「ABC」の順序で行います。

  1. 気道確保:仰向けに寝かせ、頭部を後方に傾け、顎を上げて気道を開きます。
  2. 呼吸確認:5秒間正常な呼吸があるか確認します。無呼吸の場合は人工呼吸を行います。
  3. 人工呼吸(2回):鼻をつまみ、口を覆って息を2回吹き込み、胸が上がることを確認します。
  4. 胸部圧迫(30回):胸の中心(乳頭間)に片手のかかとを置き、もう一方の手で重ねます。肘を伸ばし、肩の真上に位置させ、体重を使って約5cm(2インチ)深さに1秒間に2回の速い圧迫を行います。
  5. 30回の圧迫後、再び人工呼吸2回を行い、これを繰り返します。
  6. 救助者が一人の場合は、まずCPRを開始し、可能になったらすぐに119番通報してください。

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