顕微鏡の対物レンズに関するチュートリアル

スキャン対物レンズの使い方

顕微鏡のスキャン対物レンズは低倍率ですが、試料を正確に位置合わせし、以後の高倍率観察の基礎を作ります。スライド上に標本を置き、ステージに固定したら、まず粗動調整ノブで試料を視野の中心に合わせ、続いて微調整ノブでピントを合わせます。光源は十分な明るさを保ちつつ、深度が確保できるよう調整してください。

低倍率・高倍率対物レンズ

スキャンレンズで粗調整が完了したら、低倍率対物レンズに切り替えます。この段階では微調整ノブだけでピント合わせが可能です。画像が鮮明になったら、ステージを微調整して画面中央に位置させ、光量も最適に調整します。

さらに高倍率が必要な場合は、低倍率レンズで調整した後に高倍率レンズへ交換します。手順は低倍率と同様に微調整ノブでピントを合わせ、ステージで中心を調整します。もし微調整だけでピントが合わない場合は、必ずスキャンレンズに戻って再度粗動調整を行ってください。高倍率レンズで粗動調整を行うとレンズとスライドの距離が極めて近く、スライドが破損する危険があります。

油浸透対物レンズの使用方法

油浸透レンズは通常 100 倍の倍率を提供します。使用する際は浸透油を用意し、まず高倍率レンズで調整を完了させます。その後、鼻部(ナゼピース)を回転させてレンズをスライドから離し、スライド上に少量の浸透油を滴下します。油浸透レンズを所定の位置に差し込み、微調整ノブだけで鮮明に焦点を合わせ、ステージで標本を中央に合わせます。

観察が終わったら、鼻部を回転させて油浸透レンズをスライドから外し、レンズ紙でレンズ表面の油を丁寧に拭き取ってください。

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