海水を飲めるようにする方法は?

必要性

答えは「はい」です。塩分が多い海水でも、淡水に変える方法があります。このプロセスは「淡水化(デザリネーション)」と呼ばれ、飲料水が不足し、海水が豊富にある地域で利用されています。米国では多くの人が十分な飲料水を得られますが、人口増加に伴い新たな淡水の需要も増えています。

熱蒸留

乾燥した地域では飲料水の需要が高く、再生可能エネルギーで動く淡水化プラントの開発が進んでいます。代表的な方法の一つが「太陽熱淡水化」です。自然界では太陽が水を蒸発させ、冷たい空気と接して凝結し、雨や露として降ります。このプロセスを人工的に再現し、海水を加熱して蒸気にし、冷却して凝結させることで淡水を得ます。

逆浸透

熱蒸留に加えて、もう一つ有望なのが逆浸透です。この膜技術は、まず海水中の懸濁粒子を凝集・濾過し、次に半透膜を通して水分子だけを通過させます。環境負荷は低いものの、コストが高く、1エーカー・フィート(約1233立方メートル)あたり約1,000ドルかかります。従来の供給方法は約200ドルです。しかし技術の進歩と需要拡大により、将来的にはコストが下がり、より手頃になると期待されています。

統計情報

現在、世界約120カ国で12,000以上の淡水化プラントが稼働しており、1日あたり約1,400万ガロン(約5,300万リットル)の淡水を生産していますが、全世界の水需要の1%未満です。中東諸国が全体の約70%、北アフリカが約6%、米国が約6.5%を利用しています。淡水化の約2/3は熱蒸留で、残りの1/3は逆浸透で生産されています。

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