Gravol(ジメンヒドラジン)の有効成分と使用上の注意

Gravolは、乗り物酔いや放射線・化学療法による嘔気・嘔吐、めまいの緩和に広く用いられる市販薬です。抗嘔吐薬(抗嘔剤)に分類され、精神活性作用があるため一部の薬局ではカウンター越しに販売されています。

有効成分:ジメンヒドラジン

ジメンヒドラジンはGravol唯一の有効成分で、抗ヒスタミン作用を持ち、脳の嘔吐中枢に働きかけます。服用後約1時間で嘔吐や悪心を軽減し、結晶性の白色粉末で水にやや溶けます。

製剤形態

Gravolは以下の形態で提供されています。

  • 成人用:12時間持続型カプレット、速溶チューイング錠、ソフトジェルカプセル、フィルムコート錠、坐剤
  • 小児用:速溶錠、液体、坐剤

副作用・禁忌

主な副作用は眠気やアレルギー反応で、軽度から重度まであります。慢性肺疾患、前立腺肥大、緑内障のある方、授乳中の女性は使用を避けるべきです。

薬物相互作用

アルコールやモノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)との併用は禁忌です。ジメンヒドラジンは中枢神経抑制薬の効果を増強する可能性があり、バルビツール酸系薬、ベンゾジアゼピン系薬、麻薬、鎮静剤との併用は医師または薬剤師に相談してください。

公衆衛生 - 関連記事