職場における喫煙安全対策
受動喫煙(パッシブスモーキング)とは、喫煙者が吐き出す煙や、火がついたたばこの先端から出る煙のことで、喫煙しない人が近くで吸い込むと発がん性物質にさらされます。米国がん協会のデータによれば、2006 年の米外科医総長報告は「受動喫煙に安全なレベルは存在しない」と結論付けています。このため、多くの職場では屋内禁煙が義務付けられています。以下では、受動喫煙のリスクを軽減するための具体的な手順をご紹介します。
適切な換気
- 屋内に喫煙エリアがある場合、換気システムを適切に管理し、煙が建物の他の部分に広がらないようにします。完全に匂いや残留物を除去できるわけではありませんが、受動喫煙のリスクを一定程度低減できます。
喫煙エリアの設定
- 多くの企業は、従業員が休憩中や昼食時に利用できる屋外喫煙エリアを設けています。米国がん協会は、建物の入口から少なくとも20フィート(約6メートル)離れた場所に喫煙エリアを配置することが、将来的に完全禁煙の職場へとつながると提案しています。屋外エリアは日陰や座席がないことが多く、雨天時の利用も不便です。そのため、短時間の休憩中に喫煙するインセンティブが減り、喫煙者の数が減少すると、喫煙に起因する健康問題での欠勤も減ります。
適切な廃棄管理
- 屋外喫煙エリアには、灰や吸い殻、マッチ棒などの廃棄物を安全に処理できる設備を設置します。これにより、ゴミ箱の火災や環境汚染を防止できます。管理責任者を指定し、喫煙エリアは権利ではなく特権であること、適切に維持されない場合は利用権が取り消されることを明示します。
社用車での禁煙
- ほとんどの企業では、社用車内での喫煙を禁止しています。車内での喫煙は臭いが残り、乗員全員がたばこの匂いを纏うだけでなく、車両価値の減少や火災リスクも招きます。
