コピー機から放出されるオゾンの危険性

オゾンとは

酸素からできる無色のガスで、分子は酸素原子が3つ結合しています。低濃度でも漂白剤に似た臭いがし、自然界では上空の成層圏にある「オゾン層」で紫外線を遮断する重要な役割を果たします。一方、地表近くで高濃度になると不安定で反応性が高く、有害となります。

健康への影響

オゾンは消毒目的で使用されることがありますが、呼吸に適したものではありません。一定濃度以上のオゾンを吸い込むと喉や肺が刺激され、長時間の曝露は肺機能の永久的な低下を招きます。喘息や気管支炎の患者は特に症状が悪化しやすく、感受性の高い人は低濃度でも影響を受けます。目安として空気中200µg/m³前後で健康影響が報告されています。

コピー機からの排出

コピー機は静電気でトナーを紙に定着させる過程や、紫外灯の放射により周囲の酸素からオゾンを生成します。1枚のコピーで約40µgのオゾンが放出されます。換算すると、コピー機の近くで数枚のコピーを続けるだけで、先述の200µg/m³に相当する濃度を超える可能性があります。

安全な使用方法

オゾンのリスクを低減するためのポイントは次の通りです。

  • 換気の良い部屋に設置し、窓を開けるか定期的に空気を入れ替える。
  • コピー機の近くで長時間作業しない。
  • 古い機種はオゾン排出量が多い傾向があるため、低排出設計の新型へ買い替える。
  • オゾンと反応しやすい化学物質(清掃剤など)の使用を最小限に抑える。

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