圧力リリーフバルブの種類と特徴

圧力リリーフバルブとは

圧力リリーフバルブは、タンクやタンク群の内部圧力が過剰になった際に安全に圧力を逃がす装置です。設定された圧力に達すると自動的に作動し、余分な液体や蒸気を配管を通して排出します。機械の故障、火災、排出口の詰まりなどが原因で圧力が上昇し、バルブが作動します。

主な圧力リリーフバルブの種類

スプリング式圧力リリーフバルブ

スプリング式バルブは、バネの張力がタンク内圧力に対抗して閉じた状態を保ちます。内部圧力がバネの張力を上回るとバルブが開き、内容物が排出されます。圧力が低下するとバネが再びバルブを閉じ、システムは通常運転を継続できます。この自動閉鎖機能がスプリング式バルブの大きな利点です。

破裂ディスク・ピン式圧力リリーフバルブ

破裂ディスク・ピンは、圧力が上昇すると伸縮するゴム製ディスクと、一定位置に固定されたピンから構成されます。圧力がディスクをピンまで膨らませるとディスクが破裂し、開口部ができてタンク内の内容物が排出されます。過剰圧力が排出された後もバルブは開いたままになるため、交換が必要です。

バランスベローズ式圧力リリーフバルブ

バランスベローズ式バルブは、内部に折りたたまれたベローズ(蛇腹状)を持ち、圧力が高まるとベローズが圧縮されて開口部が形成されます。ベローズはスプリングと同様の役割を果たしますが、腐食や逆圧に対して耐性が高いのが特徴です。余剰圧力が排出されるとベローズが元に戻り、バルブは閉じます。

まとめ

圧力リリーフバルブは、システムの安全性を確保する重要な部品です。用途や環境に応じてスプリング式、破裂ディスク・ピン式、バランスベローズ式などを選択し、適切に保守管理することが求められます。

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