MSDSの内容
材料安全データシート(MSDS)は、職場で使用される化学物質や材料に関する重要情報をまとめた文書です。取り扱い・保管・清掃・使用時の安全手順を示すほか、成分、毒性、引火点、融点などの物理的特性も記載されています。
対象読者
MSDSは、作業者や緊急対応者(消防士、危険物除染チームなど)が、職場で有害物質にさらされるリスクを把握し、適切に対処できるように作られています。
歴史
1986年、米国労働安全衛生局(OSHA)は、職場で化学物質に接する可能性のある従業員に対し、MSDS情報の提供を義務付けました。
フォーマット
米国ではMSDSの統一フォーマットはありませんが、OSHAは米国規格協会(ANSI)が定めた16項目の標準フォーマットの使用を推奨しています。主な項目は以下の通りです。
- 物質の識別
- 化学組成
- 危険性の特定
- 応急処置
- 消火方法
法的要件
米国の危険有害物質情報伝達基準(Hazard Communication Standard)に基づき、すべての化学物質は評価され、その危険性情報が労働者に伝えられる必要があります。OSHAがこの規則の執行を担当し、環境保護庁(EPA)や各州の機関も関連法規を定めています。
