C2脊髄損傷とは?
C2脊髄損傷は、頸椎第2椎骨(C2)のレベルで脊髄が損傷または外傷を受けた状態を指します。首の上部に位置するため、高位頸髄損傷に分類されます。
脊髄は脳と全身を結ぶ神経系の重要な部分で、損傷すると損傷部位以下の感覚・運動・自律機能が失われます。
C2レベルの損傷は、首より下の全身、特に腕・手・横隔膜・心肺などの重要臓器に深刻な影響を及ぼします。
主な症状
四肢麻痺(四頭麻痺)
首以下の四肢すべてが完全に麻痺し、運動・感覚が失われます。
呼吸障害
横隔膜を支配する膈神経が損傷すると、呼吸が困難になり、人工呼吸器の使用が必要になることがあります。
自律神経機能障害
心拍数・血圧・消化・膀胱制御など、自律神経系の調整が乱れます。
感覚喪失
触覚・痛覚・温度感覚・振動感覚などが損傷部位以下で失われ、日常生活や安全に大きな支障を来します。
疼痛・痙性
慢性的な神経性疼痛や痙性(不随意筋収縮)が生じます。
リハビリテーションとケア
回復の程度は損傷の重症度と範囲に依存しますが、医師、理学療法士、作業療法士、リハビリ専門家など多職種チームが連携し、機能回復と生活の質向上を目指すことが重要です。
