脳MRIが注目に値するのはどんな時か

脳のMRI検査で「注目すべき所見」とは、期待される正常所見から逸脱した異常が認められた場合です。以下に主な異常例を示します。

構造的異常

- 腫瘍:脳内に見られる腫瘤や増殖。

- 病変:腫瘍、脳梗塞、炎症などを示す明瞭な異常組織。

- 嚢胞:先天性または後天性の液体で満たされた嚢。

- 出血:脳内出血(例:脳内出血、くも膜下出血)。

- 梗塞:血流不足により組織が壊死した領域。

- 頭蓋骨骨折:頭蓋骨の破損。

発達的異常

- 無形成:特定の脳構造が完全に欠如。

- 発育不全:脳構造が小さく、未熟に発達。

- 奇形:脳構造の形成や配置に異常がある状態。

感染性疾患

- 脳炎:感染による脳実質の炎症。

- 髄膜炎:脳と脊髄を覆う膜の炎症。

- 膿瘍:脳組織内に局所的に膿が溜まったもの。

血管性異常

- 動脈瘤:血管壁の膨らみや弱点。

- 動静脈奇形(AVM):動脈と静脈が異常に接続。

- 空洞性血管奇形:拡張した異常血管の集団。

白質変化

- 高信号領域:T2強調やFLAIR画像で見られる信号増強。加齢変化、脱髄性疾患、虚血性病変が原因。

脱髄性疾患

- 多発性硬化症(MS):脳と脊髄の炎症と脱髄が認められる。

MRI所見の解釈には神経放射線科の専門知識と経験が必要です。放射線科医は画像所見を患者の症状や既往歴と照らし合わせ、総合的な報告書を作成します。

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