脳動脈瘤手術後に期待できること
脳動脈瘤とは、脳内の血管が膨らんでしまう状態です。多くの場合は症状が出ませんが、破裂や漏れが起こると命に関わり、脳障害を引き起こす可能性があります。手術では、膨らみ始めた血管にクリップを装着して血流を遮断します。
破裂動脈瘤と未破裂動脈瘤の違い
- 破裂した場合は緊急手術が必要で、手術リスクが高く、入院期間も長くなります。未破裂の段階で手術すればリスクが低く、早期退院が可能です。
神経外科集中治療室(NICU)での管理
- 手術後数時間は回復室で経過観察し、その後神経外科集中治療室へ移ります。未破裂動脈瘤の患者は通常24〜48時間、破裂動脈瘤の患者はそれ以上の期間、厳重にモニタリングされます。
神経病棟への移動
- NICUから神経病棟へ転院し、最低1週間は入院します。医師は動脈瘤による脳損傷の程度を評価し、リハビリテーションの必要性を判断します。
リハビリテーション
- 未破裂動脈瘤の場合はリハビリがほとんど不要なこともありますが、破裂した場合は数週間から数か月にわたるリハビリが必要になることがあります。内容は理学療法、作業療法、言語療法、認知機能訓練(記憶・集中力向上)などです。
予後
- 完全に回復する患者もいれば、何らかの障害が残る患者もいます。予後は破裂の有無や脳損傷の範囲によって大きく異なります。
