高山脳浮腫(HACE)とは?
高山脳浮腫(HACE)とは
高山脳浮腫(High‑altitude cerebral edema、略称HACE)は、標高が高い場所で脳内に水分がたまり、脳が腫れて圧迫されることにより、生命に関わる重篤な状態になります。
主な症状
- 頭痛
- 吐き気・嘔吐
- 疲労感
- 混乱・意識障害
- めまい
- 運動失調(歩行困難)
- 痙攣
- 昏睡
発症しやすい条件
標高2,500メートル(8,200フィート)でも起こり得ますが、特に4,000メートル(13,000フィート)以上でリスクが高まります。急激に高度を上げ、体が順応する時間が取れない場合に多く見られます。
緊急時の対処と治療法
高山脳浮腫は医療緊急事態です。速やかな対処が必要です。
- 酸素吸入
- 脳の浮腫を抑える薬剤(例:デキサメタゾン)
- 吐き気・嘔吐を抑える薬
- 安静
- 低地への速やかな降下
予防策
- 高度は徐々に上げ、毎回の高度で数日間の休養を取る
- 十分な水分補給
- バランスの良い食事
- アルコールやタバコを控える
- 適度な運動で体力を維持する
注意点
症状が現れたらすぐに低地へ下り、医療機関を受診してください。放置すると致命的になる可能性があります。
