冠動脈バイパス手術(CABG)の手順と流れ
冠動脈バイパス手術(CABG)とは
冠動脈バイパス手術(CABG)は、心臓への血流を改善するために行う外科手術です。冠動脈が狭くなったり閉塞したりした場合に実施されます。
手術の流れ
1. 手術前の準備
手術前に心電図、心エコー、冠動脈造影などの検査を受け、全身状態を評価し、最適な手術法を決定します。
2. 全身麻酔
手術中は全身麻酔をかけ、意識がなく痛みを感じない状態で進めます。
3. 移植血管の採取
太ももや腕から、健康な血管(大腿静脈や内胸動脈など)を採取し、バイパス用のグラフトとして使用します。
4. 心臓へのアクセス
胸骨を切開し、心臓と冠動脈にアクセスします。多くの場合、心肺バイパス装置を使って血液循環を人工的に維持します。
5. 冠動脈の処理
閉塞した部位を清掃し、プラークや血栓を除去します。
6. グラフトの縫合
採取した血管を大動脈と閉塞部位遠位の冠動脈に縫合し、新たな血流経路を作ります。
7. 胸部の閉鎖
手術が完了したら、胸骨や皮膚を縫合またはステープルで閉じます。
8. 術後管理
ICUで数日間心臓や呼吸の状態をモニタリングし、疼痛管理や抗凝固薬などを投与します。
回復と生活習慣の改善
回復には数週間から数か月かかります。手術の効果を長く保つため、バランスの良い食事、定期的な運動、血圧・血糖・コレステロールの管理が重要です。
