手術中にカテーテルが必要になる状況と種類

手術中にカテーテルが必要になるのは、体液の排出や薬剤投与、血圧管理など、さまざまな目的があります。以下に主なカテーテルと使用シーンを紹介します。

1. 尿道カテーテル(尿カテーテル)

前立腺手術や膀胱修復など、泌尿器系の手術で使用します。膀胱から尿を排出し、尿閉を防止します。

2. 静脈カテーテル(IVカテーテル)

手術中に点滴・薬剤・血液製剤を投与するために、静脈に挿入します。血流への直接アクセスで迅速に投与できます。

3. 動脈カテーテル

血圧の連続モニタリングや血圧管理が必要な手術で使用します。動脈圧のリアルタイム測定や血液サンプリングが可能です。

4. 中央静脈カテーテル

長時間にわたるIV投与や大量輸液が必要な複雑手術で、上大静脈などの大きな静脈に挿入します。

5. 鼻胃管/口腔管(NGチューブ・OPチューブ)

胃腸系手術や誤嚥リスクがある場合に挿入し、胃内容物の排除や嘔吐防止、栄養管理に役立ちます。

6. 腰部硬膜外カテーテル

術後の疼痛管理のために使用し、硬膜外腔に麻酔薬を投与して局所的な鎮痛を提供します。

7. 胆道カテーテル

胆嚢や胆管の手術後に胆汁を排出し、閉塞や鬱血を防ぐために留置します。

8. 胸腔カテーテル

胸水や気胸の処置で胸腔内の空気や液体を排出し、肺機能を回復させます。

9. 透析カテーテル

手術中に腎代替療法が必要な患者に、一時的に血液透析を行うために設置します。

カテーテルの使用は手術の種類、患者の状態、術者の判断に基づき決定されます。適切なカテーテル選択により、体液の管理や薬剤投与が安全かつ効果的に行われます。

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