腹部形成術(タミータック)とは – 対象者・手術方法・リスク・費用・注意点
対象者
男女ともに受けられる腹部形成術ですが、適応は以下のような方です。
- 運動や食事管理で体重は減らしたが、腹部の余分な皮膚や脂肪が残っている方。
- 妊娠・出産で腹部の皮膚や筋肉が伸びた女性。
- 加齢により皮膚の弾力が失われた方。
手術方法
主に「フルタミータック」と「ミニタミータック」の2種類があります。
- フルタミータック:全身麻酔下で行い、入院が必要。骨盤横に切開を入れ、腹筋を縫合し余分な皮膚・脂肪を除去します。手術時間は2〜5時間です。
- ミニタミータック:局所麻酔で日帰り手術が可能。小さな切開で、妊娠後の軽度の膨らみなどに適しています。
リスク
手術全般に伴うリスクがあり、主なものは以下です。
- 麻酔に関する合併症
- 組織の壊死、肺血栓塞栓症、最悪の場合は死亡
- 感染、血腫(血液の溜まり)、漿液腫(体液の溜まり)
- 皮膚フラップ下の出血や治癒不全により再手術が必要になること
費用
施術費用は外科医や手術範囲により異なりますが、米国形成外科学会(2009年)のデータでは、外科医の手術料平均は約5,167米ドル(2008年)とされています。麻酔料、検査料、施設使用料などは別途必要です。美容目的の手術であるため、ほとんどの保険は適用されません。
注意点・考慮事項
- 大幅な減量や再度の妊娠を予定している方は、手術後に再び腹部が変化する可能性があるため慎重に検討してください。
- 喫煙者は術前・術後最低1か月は禁煙が必要です。喫煙は創傷治癒を遅らせます。
- 術後の傷跡は最初の3〜6か月で色が濃くなり、9か月ほどで平坦化・色が薄くなりますが、完全に消えることはありません。
