メソセラピーのリスクと注意点
メソセラピーとは
メソセラピーは外科手術を伴わない脂肪除去法で、リポサクション(脂肪吸引)の代替として宣伝されています。施術は医師と相談し、個々の目的に合わせた薬剤や植物エキスの混合液を脂肪層に注入します。一般的に3〜15回、2週間おきに施術を受けます。
メリットとされる点
支持者は、リポサクションに比べて「安全で安価」だと主張しています。診療所で実施でき、回復期間が短い点も魅力です。また、体重がリポサクションの適応基準に満たない人でも利用でき、セルライトの改善効果が期待できるとされています。
主な副作用
注入部位の腫れや打ち身が最も一般的で、通常は1週間程度で軽減します。薬剤に対するアレルギー反応、皮膚の変色や発疹、さらには感染症が起こるケースも報告されています。
危険性
メソセラピーは米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けておらず、使用される薬剤の多くも未承認です。患者ごとに異なる薬剤配合が行われるため、効果や安全性の検証が難しい状況です。米国形成外科医会の機器・技術評価委員会は、十分な検証が行われるまで慎重に利用すべきと警告しています。
除去された脂肪細胞のその後や、薬剤が全身に与える影響は不明です。手法が標準化されておらず、長期的な副作用に関する研究も不足しています。
考慮すべきポイント
非外科的であることを安全性の根拠にする声がありますが、リポサクションはFDA承認・規制下にあるのに対し、メソセラピーは多くの不確実性が残ります。また、1回あたり1,000〜1,500米ドルとされ、回数によっては手術費用と同等、あるいはそれ以上になることもあります。
