CPRでヘッドチルト・チンリフトが重要な理由
ヘッドチルト・チンリフトがCPRで重要な理由
心肺蘇生(CPR)では、まず気道を確保することが最優先です。ヘッドチルト・チンリフトは、救急隊員や一般の救助者が意識不明の被救助者の舌による閉塞を取り除き、人工呼吸を可能にする標準手技です。
手技の仕組み
脳が顎や舌の筋肉への指令を停止すると、舌が後方へ倒れ気道を塞ぎます。頭部をやさしく後方に傾け、顎先を上げることで舌を喉奥から離し、空気が肺へスムーズに流れるようになります。
手順
- 片手を額に、もう一方の手を顎の下に置く。
- 顎先が上を向くように、頭をやさしく後方に傾ける。
- 鼻孔をつまんで閉じ、気道が確保できていることを確認する。
- 約1秒間の救助呼吸を2回行い、胸部が上がることを確認する。
自発呼吸が戻るか、救急隊が到着するまで、ヘッドチルト・チンリフトと救助呼吸を繰り返します。正しい手技は蘇生成功率を高め、誤嚥のリスクを低減します。
