胃バイパス手術の基礎知識
対象者
胃バイパス手術は、肥満が5年以上続いている方が対象です。また、年齢は18歳から65歳までの範囲であることが条件となります。
手術の概要
胃バイパスは1960年代に開発された手術で、胃の一部を切り離し小さな胃ポーチを作ります。この新しいポーチは小腸の下部(空腸)に直接接続され、食物の吸収面積が大幅に減少します。
腹腔鏡手術と開腹手術の比較
腹腔鏡胃バイパスは、数ミリの小さな切開口からカメラと器具を挿入して行います。一方、開腹手術は胃に大きな切開を加えて手術を行います。腹腔鏡手術は回復が早く、傷跡も小さいという利点があります。
合併症
術後に起こり得る主な合併症には、瘢痕形成、余剰皮膚、ビタミン・ミネラル欠乏、腸閉塞、ダンピング症候群、嘔吐、筋力低下、血栓形成などがあります。
健康への効果
胃バイパスは2型糖尿病、喘息、睡眠時無呼吸症候群、高血圧、心臓病などの慢性疾患の改善または完治に大きく寄与することが報告されています。
死亡率
手術に伴う死亡率は約0.08%と報告されています。死亡率は患者の全身状態、肥満度、年齢、手術法の選択などによって変動します。
アメリカで最も多く行われている減量手術であり、体重減少だけでなく多くの慢性疾患の改善が期待できます。
