消化器科医がレミケード注射を使用する理由
レミケード(インフリキシマブ)を使用する主な適応疾患
1. 潰瘍性大腸炎(UC)
レミケードは成人・小児の中等度から重度の潰瘍性大腸炎の治療に承認されています。過剰に働く免疫反応を抑制し、腸の炎症を軽減することで、腹痛・下痢・血便といった症状の改善が期待できます。
2. クローン病
中等度から重度のクローン病にも使用され、炎症の抑制により腹痛・下痢・体重減少などの症状を緩和します。
3. 瘻孔性クローン病
瘻孔(異常なトンネルや接続)が形成されるクローン病に対しても有効とされています。レミケードは瘻孔の数や重症度を減少させる効果があります。
4. 強直性脊椎炎(AS)
脊椎を中心に炎症を起こす関節リウマチの一種である強直性脊椎炎の活動期に使用されます。炎症を抑え、関節の可動性向上、疼痛・こわばりの軽減に寄与します。
5. 乾癬性関節炎
関節と皮膚に炎症が現れる乾癬性関節炎にも適応があります。免疫応答を抑えることで、関節の腫れや疼痛、乾癬の皮膚症状を改善します。
レミケードは静脈内投与(IV)で行われ、投与スケジュールは疾患や患者の反応に応じて個別に設定されます。治療開始や継続には、消化器科医による適切な診断と定期的なモニタリングが必要です。
