裂孔ヘルニア手術(ヒアタプラスティ)の流れとポイント
術前の準備
手術前に患者は身体検査、血液検査、画像検査(CT・バリウム検査など)を受け、手術に耐えられるか評価されます。
麻酔
通常は全身麻酔を行い、手術中は意識がなく痛みも感じません。
手術アプローチ
開腹手術
従来の開腹手術では、肋骨下部に大きな切開を行い、直接腹部にアクセスします。
腹腔鏡手術
小さな切開を数カ所作り、カメラと特殊器具を挿入して、低侵襲かつ高精度で手術を行います。
裂孔ヘルニアの還元
胃の脱出部位を慎重に腹腔内へ戻します。
横隔膜裂孔の補強
拡大した横隔膜の開口部(裂孔)を縫合またはメッシュで補強し、再発を防ぎます。
噴門形成術(ファンドオピレーション)
多くの場合、胃の上部を食道下部括約筋に巻きつける「噴門形成術」を併用し、逆流を抑制します。
創部の閉鎖
切開部は縫合またはステープラーで閉じ、ドレッシングを装着します。
術後管理
回復室でのモニタリング、疼痛管理、抗生物質投与、退院後の生活指導などが行われます。入院期間や回復期間は手術方法や個人差により異なります。
裂孔ヘルニア手術は、胸やけ、嚥下困難、胸痛などの症状緩和と生活の質向上を目的としています。手術結果は個人差があるため、術後の指示を守り定期的なフォローアップが重要です。
