子宮摘出術後にホットフラッシュはどのくらい続きますか?
子宮摘出術(子宮全摘)後は、特に更年期症状の一つであるホットフラッシュ(ほてり)が頻繁に現れます。卵巣摘出(卵巣除去)を同時に行ったかどうかで症状の出方が変わりますが、いずれも手術によるホルモンバランスの変化が原因です。ホットフラッシュは突然の熱感と大量の発汗を伴い、日中はもちろん、夜間の寝汗でも大きな不快感をもたらします。
タイプ
子宮摘出術は子宮のみを取り除く手術で、卵巣は残す場合が多いです。一方、卵巣摘出術(卵巣除去)は卵巣を取り除く手術で、子宮摘出と同時に行われることがあります。卵巣はエストロゲンというホルモンを分泌しているため、卵巣を手術で除去するとエストロゲンが急激に減少し、ホットフラッシュや他の更年期症状がすぐに現れます。卵巣を残しても、手術による外傷で卵巣機能が一時的に低下し、2か月程度回復しないことがあります。
症状の特徴
ホットフラッシュは、顔や胸部から始まる熱感の波が全身に広がる感覚です。赤面、発赤、発汗、しびれ、心拍数の上昇などが同時に起こります。
原因
子宮摘出術後のエストロゲン低下により、血管が拡張しやすくなります。その結果、皮膚表面への血流が増え、皮膚温度が4〜8℃上昇し、熱感が生じます。
留意点
卵巣を残した場合でも、手術の外傷で卵巣機能が回復しないケースがあります。多くは一時的なものですが、まれに永続的な機能低下になることもあります。
予防・対策
ホルモンバランスの乱れが原因の場合、医師はホルモン補充療法(HRT)を処方することがあります。適切にホルモンを補充すれば、ホットフラッシュは次第に軽減または消失します。
