外科手術による閉経
手術の理由
月経時に激しい痛みや大量出血が続く場合、子宮を残すことが困難になることがあります。そのような場合、将来的に子供を持たないと決めた女性は、子宮全摘(子宮摘出術)を選択することがあります。子宮摘出術は重大な手術であり、慎重に検討すべきです。緊急の場合、産後の制御不能な大量出血や進行がんに対して、命を救うために緊急子宮摘出術が行われます。手術に至る前に、できるだけ代替治療を検討してください。
症状
外科的に誘発された閉経の症状は、自然閉経と同様です。手術後すぐにホルモンが減少するため、ほてり、性欲低下、膣の乾燥、頭痛、イライラ、夜間の発汗、睡眠障害、うつや不安などが現れます。自然に閉経へ移行する女性に比べ、症状が急激で強く出ることが多く、長期間にわたって治療が必要になることがあります。
治療法
ホルモン補充療法(HRT)は、外科的閉経の主な治療法です。手術直後にホルモンが急激に低下するため、ホルモンを補うことで更年期症状の緩和と、骨粗鬆症などの長期的な疾患予防が期待できます。さらに、ホットフラッシュや抑うつ症状を軽減するために、抗うつ薬が処方されることがありますが、性機能障害を悪化させる可能性があるため、医師と十分に相談してください。
代替治療
ハーブ療法も症状緩和に役立つことがあります。例えば、ブラックコホシュはホットフラッシュや膣の乾燥に効果があるとされていますが、使用は6か月までに留め、長期使用の安全性は不明です。中国伝統医学では当帰(トウキ)が夜間の発汗やホットフラッシュに用いられます。ハーブ製品は他の薬と相互作用することがあるため、使用前に必ず医師に相談してください。
カウンセリング
緊急手術や計画的な子宮摘出術で突然閉経を迎える女性は、身体の変化や精神的な喪失感に対処するためにカウンセリングが有効です。自然に閉経へ移行する女性は時間をかけて身体の変化を受け入れることができますが、手術で急に閉経になる場合はその余裕がありません。専門家のサポートを受けることで、症状への対処や新たな生活への適応がスムーズになります。
