TAHBSO(全腹式子宮摘出+両側卵管卵巣切除)におけるスクラブナースの役割
TAHBSO(全腹式子宮摘出術+両側卵管卵巣切除)は、腹部切開で子宮、卵巣、卵管を除去する婦人科手術です。スクラブナースは、必要な器具や備品を準備し、必要に応じて牽引や吸引を補助します。手術の全過程で、患者が手術室に入る前から退室後まで責任があります。
術前
- 患者が手術室に入る前に、手術に必要な器具と消耗品がすべて揃っているか確認し、滅菌パックやトレイを開封して整理・点数を取ります。
- 患者が麻酔を受けた後、ヨウ素またはクロルヘキシジン溶液で腹部・膣の皮膚消毒を行います。
- 外科医のガウンと手袋を装着させ、ドレーピング(無菌シート貼付)を補助します。
術中
- 切開後、外科医が腹腔内を視認できるよう、適切な自己保持式牽引器具やブレードを用意します。
- 手術中は、自己保持リトラクターや追加の牽引器具を指定の位置に保持し、必要に応じて器具やはさみ、縫合材を迅速に渡します。
- 子宮、卵管、卵巣の除去は左右対称に行われ、各工程で適切なクランプやはさみを提供します。
- 子宮が除去されたら、循環ナースに標本として渡し、外科医が膣管を閉鎖する際に器具と備品を再度点数確認します。腹部閉鎖開始時にも同様に点数を取ります。
術後
- 手術終了後、外科医が患者の皮膚から消毒液や血液を拭き取るのを補助し、切開部のドレッシングを行います。
- 使用した器具はトレイに戻し、滅菌室へ搬送します。同時に手術室を清掃し、次の手術に備えます。
