部分子宮摘出手術の手順と回復期間
子宮摘出術(ヒステレクトミー)は、子宮全体または一部を外科的に除去する手術です。全摘出(全子宮摘出)は子宮と子宮頸部を取り除くことを指し、部分摘出(上部子宮摘出、子宮頸部温存摘出)は子宮の上部だけを除去し、子宮頸部は残します。米国国立衛生研究所(NIH)によると、部分摘出と全摘出の手術方法は基本的に同様です。
腹部経皮的部分子宮摘出術
腹部から5〜7インチ(約12〜18cm)の切開を行い、皮膚と筋層を開いて子宮上部を除去します。NIHのデータでは、術後の回復期間は約4〜6週間とされています。
膣式部分子宮摘出術
膣内に切開を入れ、子宮上部を摘出します。切開は縫合で閉じられ、筋組織への切開が少ないため、回復期間は約3〜4週間と比較的短くなります(NIH)。
腹腔鏡下部分子宮摘出術
腹部に3〜4か所の小さな切開を作り、カメラ付きの腹腔鏡を挿入します。外科医はモニターで手術部位を確認しながら、子宮を細かく切断し、切開部から取り除きます。メイヨークリニックの報告では、回復期間は約1〜2週間です。
腹腔鏡補助膣式部分子宮摘出術
腹腔鏡下手術と同様に2〜3か所の小切開を行いますが、子宮は小片に分けずにそのまま膣を通して摘出します。メイヨークリニックは、回復期間を1〜2週間としています。
ロボット支援部分子宮摘出術
Intuitive Surgical社のda Vinci手術システムを用いた最小侵襲ロボット手術です。6〜12インチの大きな切開を必要とせず、数箇所の小切開で手術を行います。外科医はコンソールから3次元映像を見ながらロボットアームを操作し、子宮上部を除去します。ロボットは自律的に判断せず、全ての動作は外科医が指示します。メイヨークリニックは、回復期間を1〜2週間と報告しています。
