LASIK(レーザー角膜屈折矯正手術)に伴う目のトラブル

LASIK(レーザー支援角膜屈折矯正手術)は、視力矯正や美容目的で行われます。レーザーで角膜の形状を永久的に変えることで、コンタクトレンズや眼鏡の使用を減らすことが期待されますが、手術後にさまざまな目のトラブルが起こることがあります。以下では、主な合併症とその対策について解説します。

感染・炎症

適切に手術が行われ、術後のケアが守られれば感染は極めて稀です。万が一感染や炎症が起こる場合は、手術後48〜72時間以内に症状が出ることが多いです。手術後1週間は、アイメイクや温泉、プールなど眼に刺激を与える環境を避け、定期的なフォローアップを受診しましょう。術後には感染予防のための抗生物質点眼が処方されます。

視力の退行(回帰)

手術前の近視、遠視、乱視が高度な患者では、時間とともに視力が元の処方に近づく「退行」が起こることがあります。退行が顕著な場合は、角膜が十分に厚ければ数か月後に再手術(リトリートメント)で矯正できます。夜間運転や読書時に眼鏡を使用するだけで対処できるケースもあります。

ドライアイ

LASIK後に「砂が入ったような」感覚を覚えることは一般的です。通常は1〜3か月で改善しますが、人工涙液の点眼が回復を助けます。術前にドライアイの既往がある場合は、術前・術後の評価をしっかり行い、適切なケアを指示してもらいましょう。

誘発乱視

手術中のレーザー設定が眼に合わないと、乱視が新たに生じることがあります。過矯正(視力が過度に矯正される)や不十分な矯正(視力が元の状態に戻らない)も同様です。軽度の乱視は許容できることが多いですが、期待通りの視力が得られない場合はリトリートメントで修正が可能です。

まとめ

術後に視力に不満がある場合は、速やかに担当医に相談してください。再手術や適切な眼鏡・コンタクトの併用で多くの問題は解決できます。LASIKは高成功率の手術ですが、万が一のトラブルにも対処法が整っています。

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