LASIKの代替手段と視力矯正オプション
LASIKは視力矯正手術の中で最も一般的に行われています。角膜にフラップを作り、レーザーで角膜形状を調整し、フラップを元に戻すという手順です。手術時間が短く、回復も速いため、多くの患者に好まれています。
しかし、角膜が薄いなどの理由でLASIKを受けられない人もいます。そこで、フラップを作らない方法や、手術以外の選択肢が用意されています。
フォトリフラクトブ・ケラトトミー(PRK)
PRKはLASIKの前身で、現在でも第2位のレーザー矯正手術です。角膜上皮を手術器具またはレーザーで除去し、その後レーザーで角膜を整形します。フラップがないため、フラップ関連の合併症は起きません。角膜が薄い人に適していますが、痛みがやや強く回復に時間がかかります。
LASEK
LASEK(Laser Epithelial Keratomileusis)は、化学薬品で上皮を緩めてフラップを作り、レーザーで矯正した後にフラップを元に戻し、バンドエイドで保護します。薄い角膜の患者に有効で、通常は片目ずつ手術します。LASIKより不快感は大きいものの、PRKに比べ回復は早いです。
Epi‑LASIK
Epi‑LASIKはLASEKに似ていますが、専用のマイクロケラトームで非常に薄い上皮フラップを作ります。薄い角膜でも対応可能で、手術後はバンドエイドで保護します。
CK/RK(導電性角膜形成/ラジオ角膜形成)
CK(Conductive Keratoplasty)やRK(Radio Keratoplasty)は非外科的手法で、40歳以上や老視(近距離視力低下)に悩む人に適しています。熱エネルギーやラジオ波を角膜に当てて形状を変えるため、手術時間が短く不快感も少ないですが、長期的な安定性には疑問が残ります。過去にLASIKを受けた目にも適用可能です。
眼内レンズ埋め込み(屈折レンズ交換)
眼内レンズ埋め込み手術は、白内障手術と同様に水晶体を除去し、人工レンズを装着します。高度な屈折矯正が必要な場合に有効ですが、費用はLASIKより高く、眼球内部に侵入するため合併症リスクも上がります。
その他の選択肢
- ラジアル・ケラトプラスティー:古い手術法で、現在はLASIKに取って代わられています。
- インプラント型コンタクトレンズ(例:Visian ICL、Verisyse、Staar Surgical製 ICL)
- オルソケラトロジー:特殊なハードコンタクトレンズで夜間装着し、日中は裸眼で視力を矯正します。
- シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ:取り外しなしで最大30日間装着可能な長時間装用レンズ。
- 従来の眼鏡やソフトコンタクトレンズも依然として有効な選択肢です。
以上のように、LASIKが適さない場合でも様々な代替手段が存在します。自身の眼の状態や生活スタイルに合わせて、眼科医と相談し最適な方法を選びましょう。
