レーシック手術を受けられない人はどんな人ですか?
妊娠・授乳中
妊娠や授乳中は視力が変動しやすく、手術後に使用する抗生物質や抗炎症点眼薬が胎児や乳児に影響を及ぼす可能性があるため、レーシックは絶対禁忌です。また、妊娠中は乾燥眼の症状が出やすく、手術適応外となります。ホルモンバランスが安定した出産後数か月で再評価が可能です。
自己免疫疾患
自己免疫疾患を持つ人は傷の治癒が遅れやすく、角膜の回復が不十分になる恐れがあります。1型糖尿病、HIV、関節リウマチなどは、手術を控えるべきとされることが多いです。疾患のコントロール状態や担当医の判断により例外もあります。
膠原病(コラーゲン血管疾患)
シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス(SLE)、全身性硬化症などの膠原病患者は、乾燥眼や角膜治癒不全のリスクが高く、レーシックの適応外とされます。病状が安定している場合に限り、慎重に検討されることがあります。
角膜の状態に問題がある場合
角膜が薄い、円錐角膜(ケラトコナス)や過度の瘢痕がある、乾燥眼が重度であるといった状態は、レーシックで角膜組織を削ることがさらに悪化させる恐れがあるため、適応外です。角膜厚が十分であるかどうかは、手術前の詳細検査で判断されます。
特定の薬剤を服用中の場合
ステロイドや免疫抑制剤は創傷治癒を阻害し、手術後の合併症リスクを高めます。イソトレチノイン(Accutane)は乾燥眼や瘢痕の原因になるため、手術前に最低6か月は中止が必要です。抗ヒスタミン薬、β遮断薬、利尿薬など乾燥眼を誘発する薬も、手術適応外となることがあります。
その他の眼疾患
白内障、結膜炎などの感染症、コントロール不良な緑内障、最近1年以内に眼ヘルペスの再発があった場合は、レーシックは禁忌です。ヘルペスが1年以上再発していなければ、再評価の対象となります。
