レーシック手術の合併症とその対策

毎年約160万人がレーシック手術を受けており、安全性が高いとされていますが、稀に合併症が起こります。症状は軽いドライアイから夜間視界のハロー、重度の場合は感染による失明まで様々です。加齢による視力変化も手術後に見られることがあります。

レーシックとは

レーシック(LASIK)はLaser‑Assisted In Situ Keratomileusisの略で、エキシマーレーザーを用いて角膜の形状を変える手術です。マイクロケラトームで角膜上層にフラップを作り、レーザーで角膜を再形成した後、フラップを元に戻します。

感染症

手術後に感染が起こる可能性があります。炎症やフラップ部の腫れ、移行が見られることがあります。感染が疑われた場合、眼科医は抗生物質点眼薬で速やかに治療し、視力低下を防ぎます。重症例では二次手術が必要になることもあります。

ドライアイ

術前にドライアイの既往がある患者は、手術後に症状が悪化することがあります。フラップ作成時に角膜の神経が切断され、涙腺への刺激が低下するためです。眼科医は、特殊配合の点眼薬や涙点プラグで涙の分泌を補助し、乾燥を防ぎます。

ハロー(光輪)

暗所で光がにじむ「ハロー」を感じることがあります。レーシックは直径約7mmの範囲を処理しますが、暗闇で瞳孔がそれ以上に拡大すると、処理範囲外の光が乱れハローが生じます。夜間運転時に視界がぼやけるため、特に注意が必要です。

加齢による視力変化

遠視矯正でレーシックを受けた人は、加齢とともに視力が変化することがあります。加齢に伴い水晶体の柔軟性が低下し、近距離の焦点が合いにくくなるため、老眼鏡が必要になるケースがあります。

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