矯正眼科手術の種類と特徴
はじめに
光が眼に入ると、レンズと角膜を通過して網膜に焦点が合い、鮮明な像が得られます。角膜の形状に乱れ(屈折異常)があると、光は正しく網膜に結像せず、遠視、近視、乱視などの視力低下が起こります。屈折異常を矯正するために、角膜の形状を整える眼科手術が行われます。これらの手術はほとんどが外来で受けられ、手術時間は1時間以内です。
主な矯正手術の種類
LASIK(レーザー角膜屈折矯正術)
近視(角膜が過度に湾曲している状態)の治療に用いられます。手術では、角膜上部にフラップ(薄片)を作り(メスまたはレーザーで)、エキシマーレーザーで角膜の形状を平坦化します。フラップは元に戻し自然に治癒させます。回復は数日から1週間程度で、最も一般的な近視矯正手術です。
PRK(フォトリフラクティブ・ケラトトミー)
軽度から中等度の近視に適応します。LASIKと同様のエキシマーレーザーを使用し、角膜表面を直接削り形状を変えます。米国食品医薬局(FDA)では成功率95%と報告されていますが、回復に数週間かかるため、LASIKが好まれることが多いです。
RK(ラジアル・ケラトトミー)
1978年に米国で導入された手術で、軽度の近視に使用されます。ダイヤモンドスカルペルで角膜に放射状の小切開を入れ、中心部を平坦化します。回復には数週間かかり、現在は他の手術に置き換えられることが多いです。
ALK(自動層状角膜形成術)
遠視や高度近視の治療に用いられます。遠視の場合は角膜を深く切開しフラップを作り、眼内圧で角膜が膨らみ形状が改善されます。近視の場合はフラップを作り、薄い組織を除去して角膜の steepness を減少させます。
AK(乱視矯正ケラトトミー)
角膜形状の不整合により起こる乱視(ぼやけた視界)の治療です。RKと同様に微小切開を行いますが、切開は曲線状に配置され、乱視の軸に合わせて角膜を整形します。
まとめ
上記の手術はそれぞれ適応範囲や回復期間が異なります。眼科医と相談し、視力状態や生活スタイルに最適な方法を選択してください。
