適切な屈折矯正眼科手術を選ぶ方法

レーザー眼科手術は急速に進化し、将来的にはメガネが博物館の展示品になる可能性さえあります。手術を検討している方は、各手術のメリットとデメリットを十分に比較したうえで決断しましょう。

主な屈折矯正手術の種類と特徴

  1. ラジアル角膜切開(RK)

    1970年代に米国で始まった手術で、角膜に放射状の切開を入れて表面を平坦化し、近視を矯正します。しかし、夜間視力や高地での視覚に問題が生じやすく、現在米国ではほとんど行われていません。メキシコなどの越境クリニックでまだ提供されています。

  2. フォトリフラクティブ角膜切除術(PRK)

    1995年に米国食品医薬品局(FDA)承認された最初のレーザー矯正手術です。角膜上皮層を除去し、レーザーで角膜形状を整えてから上皮が自然に再生します。角膜が非常に薄い場合の第一選択となります。上皮層を保存して戻すLASEKも同様の手法です。

  3. レーザー角膜屈折手術(LASIK)

    角膜の薄いフラップ(ヒンジ付き)を作成し、フラップをめくってレーザーで角膜を再形成します。フラップは元に戻すので自然なバンドエイドの役割を果たし、手術後数時間で回復します。波面LASIKは高度な光波解析を行い、ブレードレスLASIK(IntraLASIK)はフラップ作成にレーザーを使用します。

  4. 導電性角膜形成術(CK)

    2002年にFDA承認された手術で、遠視や加齢性老眼の改善に用いられます。低出力のラジオ波で角膜周辺のコラーゲンを収縮させ、焦点を近くに合わせます。

  5. 強膜拡張バンド

    白目(強膜)のすぐ下、角膜の外側に4本の小さなインプラントを埋め込み、強膜を伸ばすことで老眼の進行を抑制します。ヨーロッパで使用されていますが、日本ではまだ承認されていません。

  6. 眼内レンズ埋め込み手術(IOL)・屈折性レンズ交換(RLE)

    2004年にFDAが承認した手術で、角膜はそのままにレンズを眼内に挿入します。RLEは白内障手術に似ていますが、曇った水晶体を取り除く代わりに、正常な水晶体を適切な屈折力を持つレンズに置き換えます。遠近両用レンズや単焦点レンズなどが選択可能です。レーザー手術に比べ合併症リスクはやや高くなります。

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